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私のウォッカコレクションに新着バリザム [ウォッカ談義]

今日プロムテック(当ショップ事務所と同じマンションにあるロシア語翻訳・通訳専門会社)のスタッフがウラジオストックの出張から帰国して、おみやげに新しいウスリースキーバリザムを2本(写真)届けてくれました。

BaljzamIMGP0631.jpgウスリースクはウラジオストックの近くにある土地の名前ですが、そこでは伝統的にバリザム(ロシアの薬草酒)の生産が盛んで多種多様な品目があります。今日おみやげにもらったのも右側のはウォッカにコケモモと蜂蜜を中心にいくつもの薬草野草が漬けこまれているようです。アルコール40%です。

左のは単にウスリースキーバリザムと書いてありますが、これにもウオッカ、ブランデーにたくさんの密林からとれた健康によさそうなものが入っています。こちらは45%です。

これで、私のウォッカコレクションもまた増えました。いつか当ショップ主催のロシアウオッカ展示試飲会をやるつもりなのでその時に開栓して自分も試飲しようと思います。    

                 ロシア・CIS ウォッカショップ店長 (遠藤)

                                


暑い夏のお薦めカクテル ウォッカレモン [ウォッカ談義]

ウォッカは寒い冬に温まるために飲むものと決め込んでいませんか?  実は酒類の中でスピリッツ類がいちばん体を冷やす効果が高いのです。確かに飲んだ直後いっとき体がポカポカしたりのど越しがカーッと熱くなって気持ちいいですが、それはスピリッツの特性である浸透性と拡張性で体細胞をひろげ、血管もひろげて血の巡りをよくするからです。しかもエチルアルコールは素早く燃える特質をもっていますからすぐにポカポカするわけです。しかし、燃えきったあとは広がった体細胞から逃げる熱量も多いので飲む前よりも体が冷えることがあります。湯ざめと同じことで冬飲んだあと寒い場所にいなければならない時は要注意です。

というわけで、意外や意外、ウォッカは夏にもお薦めの飲み物なのです。冷たく冷やしたショットグラスに冷凍庫で冷やしたストレートウォッカをクイッとやるのもいいですが、ご家庭ではウオッカレモンも最高です。私がロシア人の家庭を訪問した時にお手製のそれをごちそうになり大好きになりました。

作り方をご紹介します。

     ウオッカレモン

ウオッカ                            500ml

レモン                                1個

白砂糖                                80~100g

ロシアの家庭で作るホームパーティ用カクテル。数日は冷蔵庫で保存可能なので家庭用ドリンクとしてお薦め。

レモン1個をよく洗って皮ごとすりおろす。それを広口瓶に入れ砂糖を加えて混ぜ、ウオッカ500mlを注ぎ入れる。そのまま蓋をして冷蔵庫で2時間から1日寝かせる。ガラスのピッチャーかデカンタなどに入れてテーブルに出し、ストレートかオンザロックで供する。レモンのカスが気になるときはピッチャーに移すときに茶こしなどを通す。

 

どうです?簡単でしょう? これでも強すぎるとおっしゃるかたはソーダで割ってもいいと思います。さわやかなレモンの香りとウオッカできっと夏バテもふきとぶでしょう。ぜひお試しください。

                                       ロシア CIS VODKA SHOP店長

 

 


スタルカ5位へのお祝辞ありがとうございました [ウォッカ談義]

昨日の当ブログに書いた記事にあたたかいお祝いのコメントいただきました。ほんとうにありがとうございました。次はクバンスカヤを期待されていらっしゃいましたが、まだちょっと(いえ、かなりかしら?)時間かかります。すみません。でもすこしづつ夢を実現していきますからこれからもよろしくお願いします。

そうそう、うちのオンラインショップの店名を近くもっと親しみやすい名前に変えようと思っていますが、とりあえず、 ロシア CIS VODKA SHOP 店長(遠藤洋子)


スタルカが楽天ウォッカ売れ行き5位に [ウォッカ談義]

今日は嬉しい! 私が苦労に苦労を重ねて昨年ようやく輸入再開にこぎつけたロシアのオールドウォッカ"スタルカ"が、なかなか皆様に再開したことをお伝えしきれなくてはがゆい思いでいたけれど、今日楽天市場のスピリッツ・ウォッカ部門をあけてみたら今週の売れ行きランキングナンバー5に上がっていたのです。愛飲家のみなさまに少しづつあの懐かしい風味を思い出していただけたのかもしれません。とっても嬉しいです。    

                                        店長(遠藤洋子)


サマネ [ウォッカ談義]

昨日は店長が夏休みいただきましたが、その間にリトアニアから"サマネ" と"アズオリン・サマネ" を積んだ船がsamane.jpg横浜に到着しました。サマネはお酒のコミック「レモンハート」にも取り上げられたとてもすばらしいスピリッツです。特にバーテンダーさん、酒販業界のハードリカー専門家、マニアックな愛飲家など専門的な方々に高く評価されています。レアものなので輸入数量も少量ですし、まだ多くの皆様に知られていませんが、ご存じなかったかたはぜひいちどおためしくださいませ。ウォAzuolineSamane.jpgッカというより日本の焼酎や泡盛に近い、原料のライ麦の香り豊かなお酒です。アルコール50%ですが、口当たりはそんな強い感じはしません。詳細は弊社のホームページでどうぞご確認ください。

                                      

                                       遠藤店長

 

 


スタルカ 到着日 [ウォッカ談義]

STARKA.jpg今日は横浜港にはるばるロシアからオールドウォッカ "スタルカ"を載せたコンテナ船が到着する日です。いつも海外からウォッカが届く日はなにかワクワクします。

                ロシア・CIS VODKA SHOP 店長


ウォッカ歴史博物館 [ウォッカ談義]

7月にモスクワのイズマイロヴォにある「ウォッカ歴史博物館」に見学および取材に行ってきました。11時開館ですが、少し早目についたので裏庭で待ちました。そんな退屈な時間があったために思わぬIMGP0439VodkaMuzey365_edited-1.jpg面白いものを発見しました。    

 ←これなんだと思います?

1年365日ウォッカを飲む言い訳リストですって!

1月1日から12月31日まで毎日ひとつづつ「何のためにウォッカを飲むか」いや「飲まなければいけないか」かという口実を挙げているのです。

その口実というのがまた多種多様で、統一性はありません。たとえば5月10日は1883年モスクワに初めて電灯の街灯が現れた日だから乾杯しよう、6月6日はプーシキンの誕生日だから飲もう・・・外国のこともたくさんあって、12月23日のところでは日本の天皇誕生日も飲む口実にされています。5月16日はゴルバチョフが節酒令を出した日など呑み介にとって、マイナスの記念日さえ挙がっています。

 ともかくも、なにかにつけてウォッカを飲みたいロシア人の真情がここにも現れています。

ちなみにこのウォッカ歴史博物館には文字通りウォッカ発祥から今までの歴史を説明する展示物があり、頼めばガイド(英語かロシア語)もつきます。単に見るだけなら入場料は100ルーブル、30分のガイドつけると150ルーブル。また中に別料金の居酒屋があって、きゅうりのロシア漬けとともに3種のウォッカの試飲ができます。もっとおつまみがほしい方には典型的ロシアのザクースカ(オードブル)のメニューもあるのでロシア料理とともにウォッカを味わうことができます。以前このブログで触れたイズマイロヴォの蚤の市の近くですから、そこまで買いものに行って時間があったらぜひ寄ってみてください。   ロシア・CISウオッカショップ店長 (遠藤洋子)

VODKA MUSEUM in IZMAILOVO, www.vodkamuseum.ru

 

 

 

  


ロシアウォッカ クバンスカヤ 新旧飲み比べ [ウォッカ談義]

昨夕、久しぶりに銀座のウォッカバー BLOODY DOLL(マスター土谷博氏03-3289-8155)に行ってきました。7月にモスクワで入手した最新のクバンスカヤを持参し、土谷マスターが今も大事に保管しているソ連時代のクバンスカヤと飲み比べてみるのが主目的です。最新の方も私の事務所で冷凍してあったのでキンキンに冷えており、古い方もマスターのところの冷凍庫に保管してあったのでキンキンです。ふたつともソ連・ロシアの時代の違いを超えたもののまったく同じレシピで作られていて、商標もラベルの絵も同じです。但し、原料の小麦や副材料の柑橘類など天然素材は気候や生産地で多少の違いはあります。また、長い年月おいてあったものと、数か月前にボトリングしたばかりのものとは何かの点で違いが生ずる可能性はあります。

さて、2つをデザインの違うショットグラスに注いでいただき、おごそかにまず新のほうをコクンとやってみました。もともと昔からクバンスカヤが好きだった私ですが、「う~ん。かすかな柑橘類の香り。やはりうまいッ!さわやか!」

次に昔のほうをコクン。 するとちょっと柑橘類の香りが強く、全体にきつく感じました。

他のフレーバードウォッカの場合は通常古いほうが、アルコールが弱く甘くまろやかに感ずることが多いですが、今回は逆で、新しいクバンスカヤのほうが香りや風味が奥のほうに隠れていて、でも飲み干した後そのフレーバーがしばし鼻腔に残りなにか奥ゆかしいまろやかさを感じました。これだと私は昔よりもっと好きになると思いますが、残念ながらクバンスカヤは今は日本には輸入されていません。ちなみに、ロシアではフレーバードウォッカはウォッカのカテゴリーに入らす、スタルカ、リモンナヤ、ペルツォフカなど色と香りをつけた浸酒ウオッカはBitter(ロシア語でНастойка горькая)と分類されています。しかし、このクバンスカヤは前面ラベルにウォッカと書かれています。つまり柑橘類からとったフレーバーはウォッカの中のわずかな添加物なのでしょう。

私はこのウォッカバーを訪ねるといつも、なにか自分の知らないウォッカをひとつ飲んでみることにしています。昨夕はポーランドのジャガイモから作ったピュアウォッカをショットで飲みました。ジャガイモより小麦やライ麦からのウォッカのほうが品質がいいので今は穀物原料に落ち着いたと聞いていましたが、このジャガイモウォッカはどうしてなかなかのものです。どこかにジャガイモを感じないか一生懸命何口かに分けて飲みましたがよくわかりません。でも最後に残りをあおった瞬間「アッ、ジャガイモだ」と思わず声をあげました。でも、お酒の仕事にかかわって何年もたつのにほんとに利き酒はむずかしいです。ソムリエさんや利き酒師さんはほんとにエライといつも感心しています。

                                          Vodka shop店長


音楽がなるウォッカ発見! [ウォッカ談義]

8月お盆前のある暑い日、自社商品が日本で店頭に並んでいる様子の写真がほしいというリトアニアメーカーの希望をかなえるため、私はカメラを持って東京目白駅の近くにある得意先酒販店を訪問しました。その時、たまたま先月ロシアから持ち帰った輸入企画中のウォッカサンプルも持参して、ここのお店のハードリカーの権威Kさんに試飲していただくことにしました。そこへ、同店の頼もしいウォッカ好きの女性スタッフHtさんも加わって、このサンプルについてあれやこれや比較談義しているうちに、他のウォッカにも手が出て、なんと昼前から6-7種類のウォッカを三人で試飲してしまいました。その時私が感じたのはフレーバードウオッカ、たとえばレモンウオッカは世界あちこちでいろいろ考案されでていますが、やはりロシアのそれがいちばん自然でほのかな香りがして飽きがこないということです。自分がロシアウォッカを専門に手掛けているからちょっと手前味噌と思われるかもしれませんが、他のはどうもフレーバーが強すぎて、はじめのひとくちはいいのですがふたくち、三口のむうちにうんざりしてくるように思いました。いろいろ試したうちロシアウォッカの「スターラヤモスクワ」というのもありました。我が社の同業ライバルだったアルコジャパンさんが輸入したもので、私も事務所に1本飾ってあるのですがまだ口をあけてなかったのでここで初めて飲ませていただきました。三人の評価は一様に「Good」でした。舌にピリッと来ずに、奥深いまろやかな感じです。さすが、ロシアのウオッカです!残念ながらこれを輸入なさったアルコジャパンさんはわけあって、今年1月に会社を解散されてしまいました。日本のロシアウォッカインポーターの中で珍しく多くの銘柄を同時輸入していた会社で、続いていれば日本のロシアウオッカ市場ももう少し活気づいたのに、と同業者としても残念でなりません。Kさんも「もうこれは手にはいらないんだね。」と寂しそうでした。

さて、もうひとつ私が知らなかったおもしろいウォッカが店頭にありました。Lider.jpg

赤いキャップを開けようとひねるとオルゴールみたいに音楽がなるのです。ポーランドのPOLMOS社製、LIDERという名のウォッカです。ズブロッカのミリオン商事さんの輸入です。

面白いので1本購入し、弊社のウォッカコレクションに入れました。(写真) 味はまだ試していません。そのうちに・・・

 

              ロシア・CIS VODKA SHOP店長 (株式会社プロムテック・ビズ 遠藤)

 


タグ:ウォッカ
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