ウォッカ歴史博物館 [ウォッカ談義]
7月にモスクワのイズマイロヴォにある「ウォッカ歴史博物館」に見学および取材に行ってきました。11時開館ですが、少し早目についたので裏庭で待ちました。そんな退屈な時間があったために思わぬ面白いものを発見しました。
←これなんだと思います?
1年365日ウォッカを飲む言い訳リストですって!
1月1日から12月31日まで毎日ひとつづつ「何のためにウォッカを飲むか」いや「飲まなければいけないか」かという口実を挙げているのです。
その口実というのがまた多種多様で、統一性はありません。たとえば5月10日は1883年モスクワに初めて電灯の街灯が現れた日だから乾杯しよう、6月6日はプーシキンの誕生日だから飲もう・・・外国のこともたくさんあって、12月23日のところでは日本の天皇誕生日も飲む口実にされています。5月16日はゴルバチョフが節酒令を出した日など呑み介にとって、マイナスの記念日さえ挙がっています。
ともかくも、なにかにつけてウォッカを飲みたいロシア人の真情がここにも現れています。
ちなみにこのウォッカ歴史博物館には文字通りウォッカ発祥から今までの歴史を説明する展示物があり、頼めばガイド(英語かロシア語)もつきます。単に見るだけなら入場料は100ルーブル、30分のガイドつけると150ルーブル。また中に別料金の居酒屋があって、きゅうりのロシア漬けとともに3種のウォッカの試飲ができます。もっとおつまみがほしい方には典型的ロシアのザクースカ(オードブル)のメニューもあるのでロシア料理とともにウォッカを味わうことができます。以前このブログで触れたイズマイロヴォの蚤の市の近くですから、そこまで買いものに行って時間があったらぜひ寄ってみてください。 ロシア・CISウオッカショップ店長 (遠藤洋子)
VODKA MUSEUM in IZMAILOVO, www.vodkamuseum.ru
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