Tokyo International Bar Show [日記]
GWの最後の2日間、5月5日、6日に東京六本木ミッドタウンでTokyo International Bar Showが開かれました。 昨年まで11年間開催された「ウイスキーライヴ東京(ウイスキーマガジンライヴ)」のグレードアップ&バーショーとして日本国内での第一回目となるお酒業界の大きなイベントです。 私(ヴォードチカ店長)はこれまでウイスキーマガジンライヴに一度も行ったことがなかったので今回は自分の研鑽のために6日に見学に行きました。昼から展示ブースを回り、あちこちで試飲もしていいかげん酔ったところで4時半からスコットランドのHENDRICK'S GINのマスタークラスに出席、勉強もしました。以下その見聞+試飲記です。
宮城の日本酒「一の蔵」のブース: 生酒でトマトのカクテルを作っていました。なんだかミスマッチ?と思いつつ興味が出て試飲してみました。トマトをグラスの中でつぶして一の蔵を注ぎ氷をいれてステアしただけ・・・でも意外なことにトマトの酸味がさわやかです。「一の蔵」はときどき料理やで注文する私のお好みです。こんなバリエーションもあるんだな、と勉強になりました。
この日の目標というかあこがれのカクテルをなんとかクリアしなければと、カクテルコーナーでタイミングを待ちました。ご存じのかたも多いと思いますが昨年の国際バーテンダー協会世界大会inポーランドで総合優勝したバーテンダーは日本の選手山田高史氏(日本バーテンダー協会横浜支部)です。
その世界チャンピオン直々のシェークによるワールド・カクテル・オブ・ザ・イヤー 「Great Sunrise」
ついに私の目の前で振っていただき飲ませていただきました! 甘さの奥に感じるコクと不思議なさわやかさ。絶妙なバランスです。ベースはフレーバーウォッカ Absolut Berriacai。復興を祈念して創作したカクテルだそうです。
次にいただいたのはやはりウォッカベースのカクテル「雪国」
昨年はこのカクテルの創作者井山計一氏(山形県酒田市 ケルン)でこれをいただいたので、他のかたが作ったものも・・・と興味をもっていただきましたが、どうしてどうして負けず劣らずおいしいしパンチもある「雪国」でした。ベースのウォッカはロシアの「ストリーチナヤ」でした。
いつもお世話になっている(弊社のロシアウォッカも売ってくださっている)リカーズハセガワ本店のブースでは店長のお勧めで「ドロップオブアイリッシュ10年」(スコッチモルト販売輸入)をちょっぴり試飲しました。香りもよくてなるほど・・と思いつつそれをのみ込みながらブースを離れました。そのとたん、のどごしにえもいわれぬ快い刺激。忘れがたい風味。あわててもどってその銘柄名が載っているカタログに印をつけていただいてきました。いつか、これを買おうっと!
次に、この日のマスタークラスで聴講する予定のスコットランドのHENDRICK'S GINのブースへ寄りました。講師の方自ら特製ジントニックを作ってくださっていたのでそれも一杯いただきました。ライムのかわりにきゅうりの薄切りをいれています。その理由はそのあとで講義に出て知ることができました。HENDRICK'S GINはジェニパーのほかにバラときゅうりの香りエッセンスを加えているのです。なのできゅうりの輪切りが香りにもマッチするし見た目もフレッシュです。
マスタークラスでは、まだその香り成分を加えるまえのGINとバラのエッセンス、きゅうりの香りのエッセンスを別々のカップにいれて机にならべてくれたので、テイスティングの勉強になりました。
気持ちよく酔え、楽しく勉強できた一日でした。
ずっとミッドタウンにこもっていて、そのまま直結している地下鉄で帰宅したので、昼におそろしい竜巻があったことも知らずにおりました。 ヴォードチカ店長
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