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9月のこと-酒田でウォッカ講演会と試飲会

Dojonimo.jpgさて、私事ですが私は東京生まれ東京育ちではありますが、母の実家がある山形県の酒田を第二の故郷と思っております。幼いころからこの年にいたるまでなんどとなく酒田を訪れており、庄内平野にひろがる黄金色の稲穂の波、最上川の悠々たる流れ、その向こうに美しい姿を見せる鳥海山はいつでもまぶたにくっきりと浮かびます。

9月2日(金)午後、うれしいことに私はその酒田市の中央公民館で日本バーテンダー協会(NBA)庄内支部の皆様と周辺のバー、酒販店さんにお集まりいただき「ロシアウオッカ講演会と試飲会」でお話する栄誉を得ました。

きっかけはNBA庄内支部相談役の井山計一氏(写真)にお声をかけていただいたことによります。井山氏はご存じウオッカベースカクテルの定番「雪国」の創作者として日本のバー業界の大御所です。

ウォッカの本場にこだわってロシアウオッカをほそぼそと輸入販売している私はいつもこういう機会を得ると自社商品の宣伝よりもまず「ロシアウオッカの多様さ、奥深さをひとりでも多くの日本のかたに理解していただく」ことを優先します。従い自社商品だけでなくロシアウオッカを輸入販売している仲間企業の商品もいっしょにご紹介してできるだけ多くのロシアウオッカに触れていただくようにしています。酒田でも同様で、自社商品としてはフラグマン・スタルカ・リモンナヤ(近々輸入予定)・サハリンスカヤ(終売だが地酒の例として)、それに特殊なウオッカとしてリトアニアのサマネとアズオリン・サマネをお持ちしましたが、その他に他社商品としては昨日このブログでも紹介した世界旅行博にいっしょに出たスミルノワプラニングのホワイトバーチ・ベルーガ(いずれも今ロシアで人気の超プレミアム)をご紹介しました。これだけのウオッカを一度に試飲比較していただければいかにロシアウオッカが多彩で風味も微妙に違うかご理解いただけたと思います。スミルノワの商品については追ってこのブログでも詳しくご説明したいと思っています。

いっぽう講義としては、井山相談役のご要望もあって「ロシア入門」からはじまり、「ウオッカの歴史」「ウオッカの製法と化学」「ロシアのウオッカ産業政策と構造」などをテーマに1時間半ほどお時間いただいてお話しました。途中、ロシアの工場からもらってきたウオッカの濾過材サンプル(白樺活性炭と川砂)も回して手にとってみていただきました。皆さん熱心に聴いてくださってうれしかったです。ありがとうございました。

講演会の後で井山氏のBarケルンにお寄りしたら、バックの黒板にすでに時の言葉「どじょう」が書いてありました。この日は9月2日まさしく野田総理が就任したばかりのときにすばやい対応。今頃9月のことをこのブログに書いている私は深く反省です。   

ケルンでは雪国はもちろんのこと、井山氏のお勧めで氷をいれないマッカランベースのハイボールと酒田地元産の梨でつくったお酒をつかったカクテルの試作品を飲ませていただき、楽しいひとときを過ごしました。

                                ロシア・CIS VODKA SHOP店長 遠藤

 

 


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