全国ジュニアバーテンダーカクテル・コンペティション [Vodka fair]
10月28日(日)ホテルイースト21東京にて標記のコンペが開催されました。主催は日本バーテンダー協会(NBA)です。全国の支部から選抜された28歳以下の若いバーテンダーたち91名が日ごろ磨いた腕を披露しました。あいにく外は雨模様でときどき激しく降ったようですが、会場内は選手たちの緊張感と観戦・応援する先輩や仲間たちの熱気で暑いくらい。こうして出来上がった選手たちの作品は会場一角に並べられました(写真)。外観も繊細で美しいです。風味のほうはコンペ終了後に同じ会場で開かれたパーティでも各選手によりつくられふるまわれました。といっても私は時間と体力の関係で91作のうち3作しか試飲できませんでしたが、どれも甘くてデリケートでおいしかったです。
ところで、私はウォッカ屋なものですから、選手91名のうち何名がご自分の作品にウォッカを使ったかが気になりました。そこで今数えてみると、フレーバードウォッカが24名、ピュアウオッカが7名、合計31名のかたがウォッカを使用されていました。私はしとうと考えでフレーバードウォッカはカクテルベースには向かないと思っていましたが、プロのバーテンダーさんの手にかかると、特色のあるベースも活かして、さらに別の特色を創り出すことができるのだとあらためて感心しました。フレーバードの中でも多くの選手(9名)が使ったのはグレイグース・ラ・ポワールです。その他もグレイグース系を使われたかたは多かったです。残念ながら「ウォッカの国」と言われるロシアのウォッカを使ったかたは一人もおられませんでした。旧ソ連地域にひろげれば、バルト三国のエストニアのウオッカ ヴィルヴォルゲ・ウォーターメロンを使われたかたが1名いらっしゃいました。うれしいです。我がロシアウォッカもいつかこういう時の素材に名前がのぼるようになれば・・と夢見ています。
会場でNBA賛助会社の展示試飲ブースも設けられました。うちの会社(プロムテック・ビズ)も賛助会員なのでブースをださせていただきました。今回うちのブースでは9月に発売されたばかりのソ連ウォッカ復活版 唐辛子入りウォッカ”ペルツォフカ”とロシアの秘蔵酒といわれる“クバンスカヤ”を中心に少しまえからリリースした”スタルカ”、 “リモンナヤ”も紹介しました。特に”ペルツォフカ”をトマトジュースで割ったカクテル「ブラディメアリー」(写真)は好評いただきました。
最後になりましたが、このコンペでグランプリを受賞された埼玉支部の鷲崎敏之様 ほんとうに快挙おめでとうございます。これからのご活躍を期待しております。
ヴォードチカ
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